成人式

今日は成人の日。
博多駅で晴れ着姿の新成人を見かけました。
そして思い出す自分の成人式。
式典とか同級生との会話とか、実は全く覚えていません。
覚えているのは、前日から頭のセットをして
当日は太陽が上る前に振袖の着付けに行ったこと。
そして、トイレを心配して前日からあまり水分を摂らなかったこと。
当時は着物を着るということが異次元すぎて
仕草とか振る舞い方とか全く分からなかったので
とても窮屈に感じていました。
自分で着付けができるようになった今となれば
和装も全然特別なことではないと分かるんだけどね。
成人式のときの振袖のイメージで、和装=苦しいという
変な先入観が植えつけられる人は、決して少なくないと思います。
着付けをしてくれる人も、上手な人、とにかく締め付ける人
と結構当たりハズレがありますから…
振袖を着て、着物に興味を持ってくれる人が
少しでも増えればいいなぁ、と思う
博多織の職人です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>