ちょっと前から、織っているときに気になる現象がありました。
織り戻すときに、ジャガードのシリンダーが上手く回らないことがあったのです。
気になるけど、毎回ではないし
何より織らなければならないという切羽詰まった感じだったので
半回転になったときには(音で分かります)
その都度手で動かしていました。
織り作業が一段落して、原因を調べることにしました。
そうすると、シリンダーを回すツメが引っかける部分が
かなり擦れていることに気がつきました。
でもこれは以前からで
ひどくなったのか、新しいのを買わないといけないのか?と考えていたのですが
一度金属パテで補修してみようと思い
材料を買ってきてやってみました。
これが案外上手くいって、凸凹はなくなるし
ジャガードを動かしても補修した部分は外れることなくくっついていて
成功か!?
と思ったのですが・・・
不具合は変わりませんでした。
ここが原因じゃない!!
ここから、シリンダーの回りのネジなど徹底的に調べてみたり
その回りの部品も調べてみたり
でも全く原因は分からず、どうしたもんかと考えに考え
そもそもジャガードが動く仕組みを改めて考えてみることにしました。
そしてふとひらめきました!
ジャガードの針を、もう少し上まであげてみよう。
そして、ほんの数ミリあげて動かしてみたら
すっかり改善!!
ここだったか~。
全くノーマークのところでした。
これでスッキリ、これまた勉強になりました。
本当なら、分からなかったらすぐに恩師などに聞くのが早いと思います。
でも、何でも自分で考えてやってみたくなる性分です。
前職での新人の頃に
分からないときにはすぐに誰かに聞くのではなく
根拠となる規定や例規、法令を調べるように言われたことを覚えています。
実際には、時間がないときには聞いたりもしていたのですが
自分で調べるという言葉は心に残っています。
その方が確実に知識として頭に残るのは確かだしね。
とにかく、今回はスッキリ解決できて良かったです。