不審な音

帯を織っていたら、機の上から

カチャン

という不審な金属音が聞こえました。

不意に不審な音が聞こえてくると、ドキッとします。

故障?と疑ってしまうからです。

早速上にあがってチェックすると

部品を吊っている紐の一部が裂けていました。

この裂けた部分が引っ掛かって嫌な音を発していたようです。

大したことじゃなくてよかった!!

ホッとしました。

今日は、帯が織り終わる予定で作業を始めたのですが

電話が多くて作業が進まず、織り終わりませんでした。

短いメールの返信ならサッと作業に戻れるのですが

電話は完全に集中力が切れてしまうので、ダメージが大きいのです。

織り終わらないことに気がついて、残念・・・と思いながら作業を続けていたのですが

この不審な音事件のおかげで

電話がなかったとしても終わらなかったな~

と、完全に吹っ切れました。

なかなか予定どおりにはいかないものだ。

仕方ないない。

スズメの子育て

この春初めて、スズメの雛の鳴き声を聞きました。

まだ寒い日もあるのに大丈夫?とも思いますが

野鳥としてはそんなことを言っていられないシーズンなのでしょう。

我が家の玄関上の屋根がその場所なのですが

ここは毎年スズメが子育てをする常宿のようなところです。

そして毎年卵や雛が落下する、危険ポイントでもあります。

少しでも引っ掛かりがあると落ちないかな?と思い

数年前には落下防止のために少しだけ引っ掛かりができるように木を打ち付けたりもしたのですが

効果はなく・・・

ということで、これから落ちた雛を踏まないように

玄関を通るときには足下を注意しながら歩かないといけません。

これから秋にかけて、生まれては巣立ち、生まれては巣立ちと何度となく繰り返されるスズメの子育て。

元気に巣立っていく雛を見守りたいと思います。

ちょっとハマっていること

今、地味にハマっていることがあります。

それは、アワビの殻を磨くこと。

きっかけは今年の2月、友人のお誕生日お祝いで行ったアワビ料理のお店で

アワビの殻をもらったことでした。

最初はただ単に殻の裏側が綺麗だからお願いしてもらったのですが

眺めていたら、これ全面を磨いたらどうなるの?と好奇心が沸いてきて(笑)

調べてみると色々と方法があるようで、私は食酢を使う方法で挑戦することにしました。

でも、最初は失敗してしまいました。

ネットでも、酢に浸けすぎると溶けすぎて穴が開くと書いてあったのですが

まさにその状態になってしまって・・・

それで再度挑戦。

ある程度輝きが出たところで残りは紙ヤスリで削り、最後にまた酢に浸けて仕上げるようにしたら

見事に成功しました(*^^*)

虹色の真珠のような輝きが本当に綺麗☆

これも気分転換になる作業です。

手前から、磨く前、成功例、失敗例

殻の裏、焦げ跡はまた不思議な輝き

終わりました

3日間の坂東玉三郎下関特別舞踊公演が終わりました。

家から下関まで通った3日間。

毎日九州から本州に渡るのですが、でも案外近いんだなと実感しました。

このような公演の物販での参加は初めてだったのですが

やっぱりやってみなければ分からないことがあることを

今回もたくさん発見できたように思います。

このようなイベントに繋がるご縁に出会えたことを

本当に感謝しないとね。

そして3日間、毎日玉三郎さんの踊りを観られるという

本当に本当に贅沢な時間をいただけたことに感謝!

そしてそして、玉三郎さんに直接手織りの博多織のことについてお話をすることができたことに

本当に本当に、本当に感謝です☆

本公演は舞踊公演でしたが、この3日間はたくさん歌舞伎の話もしました。

歌舞伎座に行きたくなっちゃったよ~。
年明けからイベント続きで外仕事ばかりでしたが、ようやく制作活動に戻ります。

気持ちをリセットして、しばらくは職人仕事を頑張ります。

下関市民会館

今日から3日間、下関市民会館で開催されている

坂東玉三郎下関特別舞踊公演

の会場で、帯や小物を販売させていただいています。

20代前半から博多織の世界に入るまでの私は

毎日歌舞伎関係の本を読み、時間があれば歌舞伎のビデオを見ていました。

歌舞伎は夢の世界で、でもどんなに追いかけても手の届かない遠い世界のものだったのですが

今になって、たとえ物販という形でもこのようなイベントに参加できるのは

歌舞伎が少し近い存在になった気がして、すごく光栄です。

楽しみながら頑張ります☆

京都 藤工房さんでの展示会

昨日今日の2日間、京都の「仕立の店藤工房」さんにて

手織り博多織女性作家展ということで展示会をさせていただきました。

今回は6名の作品を集め、初めて京都で作品展させていただいたのですが

良い経験になりました。

アットホームな空間。

藤工房さんは、普段は和裁教室もされているということで

その生徒さんも多く来てくださいました。

みなさん和裁をされているということもあり

私の拙いトークショーも熱心に話を聞いてくださり

手織りの博多織に興味をもってもらえたかな、と思っています。

お客様と直接お話できる機会は、自ら動かなければ得られません。

たくさんの刺激をもらって、また頑張ります。

次の週末は下関だ!