ラメ糸

今織っている帯のヨコ糸は

8本の細い糸を合わせて使っています。

厳密にいうと8本の糸も2本と6本に分けて、それぞれ管に巻いていきます。

2本合わせの糸で地組織をつくり

6本合わせの糸で模様を作っているのです。

その6本合わせの糸ですが

今回は6本のうち1本だけをラメの糸にしています。

ですのでそのヨコ糸が表に出ると、キラキラと光ります。

金糸ではなくラメ糸を使うというのは

博多織では個性的なものになるかもしれません。

そのラメ糸を合わせる管巻きですが

これがとっても大変。

絹糸とラメ糸のテンションを合わせて巻くのがとっても難しいのです。

ラメ糸がすぐにたるんでしまうんです。

この管巻きに失敗すると、とってもとっても織りにくい。

作業効率が半減か、それ以下になる感覚です。

なので慎重に慎重に管巻きしています。

こういう意味でラメ糸はとっても使いにくいので

機械織りでは敬遠されるのかな?とも思います(これは完全に私の想像ですが)。

でも、たまにはこういった個性的な帯もいいのでは!?

と思いつつ、管巻きをしています。

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