帯5本分の計算で準備をしたタテ糸。
やっと5本目を織り終えました。
タテ糸を織機にセットしたのは昨年12月。
つまり、5本を織るのに
5ヶ月もかかってしまったということになります。
これは「渇」を入れたくなるようなことですが
その間には出張があり
ほかのデザイン用のタテ糸の準備をしたり
展示会も2回やりましたし
プラス毎月10日間のふるさと館での実演があり・・・
言い訳はたくさん出てきます。
でも、本当に遊んでいた訳じゃあないもんねー。
夜は夜でデザインを描いたりしてますし。
帯を織り終えても、タテ糸は少し残っています。
いつも余裕をもって準備をしているからです。
このタテ糸で小物用のハギレを織ります。
今回のデザイン用のタテ糸で
前回のデザイン(「モザイク」「レンガ通り」)を織ってみました。
爽やかー!!
そんな印象のハギレになりそうです。
一度なにげなく流したけど、
なんか不思議な感じです。
ハギレって何かを作ったときの「残り」
なのに、わざわざ「残り」を作るってのが。
でも、糸を無駄にしないのは大事ですもんね!
そうなんです!!
糸を無駄にはできないんです。
もちろん高価な絹糸を使っているということもありますが
お蚕さんの命をもらった糸だと思うと
ぞんざいには扱えません。
ハギレでも、帯と同じ手間がかかっているので
贅沢なハギレだと思います。
そこに気づいていただけて
とっても嬉しいです!!!!!!!